吾峠呼世晴による大ヒット漫画を原作としたテレビアニメの続編として公開され、興行収入404億円という日本映画史上の歴代1位を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年)。短期間のうちに行方不明者が続出している「無限列車」を舞台に、主人公の竈門炭治郎たちが、鬼殺隊最強の剣士の一人である炎柱・煉獄杏寿郎とともに、下弦の壱・魘夢、そして上弦の参・猗窩座と死闘を繰り広げます。
アニメーション制作会社・ufotableによる、CGと手描きを高度に融合させた圧倒的なバトルアクションの映像美はもちろんのこと、「心を燃やせ」「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと」など、絶望的な状況でも他者のために命を懸ける煉獄杏寿郎の熱い生き様が、コロナ禍における人々の魂を激しく揺さぶりました。
子供から大人まで世代を超えて劇場に足を運び、「映画館で映画を観る」という体験の価値を日本中に再認識させた、2020年代を代表する歴史的モニュメントです。